結婚相談室NEXUS(ネクサス)トップページ > ゲストインタビュー 第二回
ゲストインタビュー
起業家
江藤 誠哉氏
NEXUS ゲストインタビューでは、ゲストの方に結婚を決めた理由や結婚生活についてなどお話をお伺いし、皆様にお届けしてまいります。
今回のゲストは世界的大ヒットLPテンプレート「カラフル」の開発をされた、海外起業家の江藤誠哉さんです。
「"結婚”は、自分の器や人格を拡大してくれる、素晴らしい経験だと思います。実際、僕は結婚をして以来、妻だけではなく、”人”そのものがより好きになりました。」
NEXUS:シンガポールでお会いして以来ですね!
つい最近までドバイにお住まいでしたが、あちらでの暮らしはいかがでしたか。
江藤:ご無沙汰しております。再び、このような形でお話しできて、とても光栄です。
ドバイは、住んでいて何も困ることがないほどに、暮らしが整っている”安心感”と、これからさらに発展していこうという”エネルギー”が両立している、あまり類を見ない素晴らしい都市だと思います。生活やビジネスの拠点にするにはピッタリだと感じますね。
NEXUS:最先端が集まっているドバイから京都へ。
それぞれに魅力のあるところですが、実際お住まいになってみて感じられるそれぞれの魅力や違いはどういうところでしょうか。
江藤:ドバイは、本当に魅力的な都市なのですが、実は埼玉県と同じくらいの広さで、「広くない」&「自然が少ない」ので、都会特有の密集感や閉鎖感を感じる事があります。
また「食事が特段美味しいわけではない」と感じており、美味しくない事はないのですが、”またこの店に行きたい!!”と思うような食事に滅多に巡り合わない印象です。絶対日本の方が美味しいと思います!僕が日本人だからかもしれませんが (笑)
一方、京都、日本は、なんといってもご飯が美味しい! そして、街のいたる所に自然があるので、歩いていても気持ちいいです。娘を連れて散歩すると、公園がすぐ近くにあったりしますし。自然が身近にあることは、とても豊かなことだと思います。
どちらの都市も、本当に大好きです。だからこそ1つに絞りたくないですし、絞る必要もないはず。私たちは、その時々の「自分達のモード」に従って、滞在したい国や都市を選択していける自由さを持ちつづけていたいですね。
NEXUS: 国という枠にとらわれずに今後も色々なところに住むご予定なんですね!素敵ですね!定住されない暮らしの醍醐味があれば教えていただけないでしょうか。
江藤:第一に、それぞれの場所の良さを、ずっと新鮮なまま味わい続けられる事が魅力だと思います。
私たちは、ドバイにいても、1ヶ月以上同じ場所にいる事はほとんどなくて(笑)、国内を旅したり、ホテルを変えたりしています。場所を変える事で、気分もガラッと変わるし、その場所特有の学びを得らえると思っています。
そして、離れる事で、その場所の魅力を再確認できるのも魅力です。
日本から離れる事で「やっぱり日本の食事は素晴らしいんだな」「日本特有の、きめ細やかなサービスは素晴らしいな」などを体感ベースで気付けるので、もっと日本を楽しめるようになりました。
逆に、日本にずっといると、その魅力に気づけなくなってくる自分がいて、”当たり前”になってしまうんです。素晴らしいものを素晴らしいと感じにくくなるのは勿体無いと思うので、定住しないことが、私たちにとっては、日本との「最適な付き合い方」だと感じています。
これは、ドバイでも同じだと思うので、結果的に『旅しながら暮らすライフスタイル』に行きついていますね。
NEXUS:離れることでわかる日本のよさ。わかります。
なかなかできることではないかもしれませんが、日本でも世界のどこでも暮らしていけるって素敵ですね!
NEXUS:江藤さんは起業家で、投資家でもあり、育児に積極的にかかわるパパという面もおありで、お忙しいのではないかと思うのですが、一日をどのようにお過ごしになっていらっしゃるのですか。
江藤:娘が生まれてから、早起きになりましたし、時間を大切にできるようになったので、逆に仕事もとても捗るようになりました!
朝は5時30分くらいに起きて、いきなり運動を始めます(笑)。ジムに行くよりも効率的なので、起きてすぐ軽い筋トレをします。
娘が7時に起きてくるので、家族で朝食をとり、そこから娘をシッターさんに預けて、午前中はカフェで仕事をする事が多いです。基本的に午前中でかなり仕事が捗りますね。
午後からは、仕事が楽しいので続けて仕事をする事もあれば、家族や夫婦で出かけたり、旅をしている場合は観光などをしたりと、ゆったり過ごす事が多いかもしれません。
夜は娘をお風呂に入れて、その後は仕事はほとんど行わず、僕も一緒に寝るので、10時くらいには寝ます。かなり健康的かもしれません(笑)。
僕は料理をつくるのも好きなので、よく家族のご飯を作るのですが、娘の離乳食も、それもすごく息抜きになって、リフレッシュします。
グッと集中する時間と、ホッとリラックスする時間の緩急がついた方が、時間を大切にできている気がしていますね。
NEXUS:オンとオフのメリハリがとれた暮らしをしていらっしゃって、見習いたいです。
お料理よくされるのですね。ご家族のお食事だけでなく娘さんの離乳食まで作られるのですか。
お子さんとのかかわり方で大事にしていらっしゃることは何かありますか。
江藤:僕は娘に対して「尊敬」しかしていないので、あまり僕が何かを教えようとする事は殆どないように思います。
娘は、僕や妻の言動を本当によく観察していて、本気で感心します。
例えば「食事の時は”頂きます”と手を合わせる」事も、僕たちがやっていると、娘も自然とやるようになるんですよね。
なので、娘に何かを強制したり教えようとする以上に、僕たちがどういう価値観で、どういう生活をしているか?の方が、大切だと思っています。
NEXUS:ご夫婦で大事にしていらっしゃる時間はありますか。
江藤:娘が生まれてから、意図的に「夫婦での時間」を持つ事の大切さを知りました。
なので、娘をシッターさんに預けて、夫婦だけでランチに行ったり、カフェで話をしたりなど、「この時間は夫婦での時間」という意識をつくるようにしています。
家族での時間と夫婦での時間は、少し種類が違って、どちらもとても大切だと思います。
ルーティンとしては、毎月「夫婦会議」と題して、夫婦で今月の振り返りと、来月のテーマを共有しあう時間をつくるようにしていますね。
NEXUS : ご主人の方から夫婦時間をつくろうするご夫婦はいつまでも円満でいられると思っているのですが、奥様お幸せですね!
江藤:NEXUSの会員さんも海外在住の方も多いと思いますが、コロナ禍だったときは交際相手の方となかなか会えなかったのではないですか。
NEXUS:はい、オンラインでお見合いをして連絡先交換になって以降、なかなかお会いできない方もいらっしゃいました。
ですがコロナ禍を通して、みなさん、会える時間をより大事にしようとおもわれるようになり、決断力・行動力がある方は、遠距離でもかえって早期にご成婚していかれる傾向にあります。
江藤:なるほど、そうなのですね。
確かに「会えない」状況だと、逆に会いたくなる気持ちはとてもよく分かります。
そう思うと、コロナだから「出会えない」とか「結婚しにくい環境」という訳ではなく、自分次第でなんとてもできる、という事ですね。
僕も一時期は「海外にいるから出会いがない」と思っていましたが、それは思い込みに過ぎませんでした。
実際にこうやって結婚できたので、自分の経験から考えても、そう思います。
NEXUS: 江藤さんの奥様は同じく起業家でいらして、アジアゴールデンスターアワード2018女性企業家賞を受賞された、江藤三穂さんですが、電撃結婚でいらしたのですよね!
江藤:そうですね! 出会って1ヶ月で結婚を前提に付き合い、2ヶ月目で一緒にマレーシアでの暮らしを開始し、3ヶ月目には両親の挨拶して、半年で結婚しました。
本当にNEXUSさんのおかげなのですが、妻とは不思議なご縁だと思います。初めてシンガポールで会った時に「あっ、この人と結婚するんだな」と瞬時に思いました。
そんな「一目惚れ」的な出会いなんて、存在しないと思っていましたが、実際にそういった感覚で妻と結婚したので、本当に人の出会いって不思議だなと思います。
NEXUS: 奥様もとても素敵な方で、本当にお似合いのご夫婦ですが、奥様の第一印象を覚えていらっしゃいますか。
江藤:そう言ってくださり、ありがとうございます。
妻と出会った時の第一印象は「いやされる雰囲気のある人だな」でした。
この人とだったら、穏やかで癒しのある家族をつくりながら、ビジネスの事もお互いに高め合っていける! と感じましたね。
NEXUS:ご結婚を決断されたのはどういうところからでしょうか。
江藤:ライススタイルに対する価値観が、細かいニュアンスまでとても似ていると感じた事が第一です。
例えば、海外で生活する・健康的な食事をする・世界を旅したい・子供も欲しい・お互いがビジネスもしたい・・などなど、根幹的な生活のスタイルに関わる価値観が、驚くほどマッチしていて、「この人とは、結婚するべくしてするんだな」と思いました。
もう1つは、「お互いがビジネスをしている」という事への、未来への可能性です。
今でも、一緒にビジネスの話ができたり、ちょっとした相談ができるのは、とても頼もしいです。
やはり仕事も生活の一部なので、お互いの仕事を理解し、尊重できる関係性は、とても大切だと思いました。
NEXUS:そんなに細かいところまで価値観が似ていらしたのですね。
奥様ととても仲が良いようですが、けんかすることもありますか?
江藤:確かに、仲がいいと思います。
喧嘩という喧嘩は、あまりしないのですが、
お互いの「仕事の取り組み方」への価値観の違いに、時に戸惑いを覚える場面はあります。
その場合は、正直にそれらを打ち明けて、話し合う機会が多いです。
ライフスタイルにおける違いはほとんど見受けられませんが、仕事に対する価値観は違う部分はありますね。
NEXUS:戸惑いを覚える場面ではどう対応されるのでしょうか。
江藤:どちらかが感情的になっている間は、話がいい方向にいかないので、一度落ち着いた時に、じっくりと話し合うようにしています。
どちらが良い/悪いというものではなく、お互いが”ただ違うだけ”だと感じますし、その上で、違いを尊重したいと思いますね。
夫婦は”似ている”から結婚するという他にも、”違いから学ぶ”ために出会ったという目的もあると思うので、妻から僕もたくさんのことを日々学んで成長させてもらっています。
NEXUS:江藤さんが結婚してよかったという瞬間を教えていただけますか。
江藤:毎日至る場面で感じていますね!
朝起きた時に、となりで娘と妻が寝ている瞬間
一緒にご飯を食べる瞬間
娘と一緒に散歩をしている瞬間
家族で世界の様々な国に訪れる瞬間
夫婦や家族における記念日の時(結婚記念日や誕生日など)
などなど、常に感じていると言っても過言ではありません(笑)。
毎日こんな生活ができていることに、感謝でいっぱいです。
それは、結婚して数年経っても、色褪せない所か、どんどん強くなっています。
NEXUS:結婚して数年たっても、毎日至る場面で感じられていて、どんどん強くなってきているのですね!いいお話、ありがとうございます。
江藤さんのお話を聞いて、結婚したいという想いを強くされる方も多いと思います。
最後になりますが、読者の方たちに、良いご縁を得るためのアドバイスがあればお願いいたします!
江藤:"結婚”は、自分の器や人格を拡大してくれる、素晴らしい経験だと思います。
実際、僕は結婚をして以来、妻だけではなく、
”人”そのものがより好きになりましたし、より愛せるようになりました。
そして、ビジネスの考え方も変わりましたし、実際に売上も拡大しました。
さらに、自分の身体や心の健康にも、より気を配るようになりました。
結婚をして、愛する人と一緒になる事には、ただその事実だけではない、素晴らしいパワーを持っていると思います。
もちろん、無理に結婚をしなくてもいいと思いますし、結婚という形かどうかは問わないにしても、「この人と一生添い遂げたい」と思うような人との出会いは、遅かれ早かれ、誰しもに訪れるように僕は思います。
僕はそんな妻との出会いによって、今まで知らなかった自分自身に気づけましたし、新たな人生がスタートした感覚があります。
NEXUSさんは、そんな繋がりの空間をご用意いただいている、素晴らしいサポートをしてくださっていると思います。
この記事をお読みの皆様が、素敵な出会いによって、これまで以上に幸せと豊かさを胸いっぱいに感じて過ごされる事を、心よりお祈りしております。
私たち夫婦も、まだまだ一緒に過ごしていきますので、その過程を楽しみたいと思います。
NEXUS: みなさんが、結婚だけでなく、今後の人生に希望を見出すことができるような、とても貴重なお話を聞かせてくださって、今日は本当にありがとうございました。
江藤 誠哉 (Seiya Eto)
起業家
「システム開発事業」を夫婦で経営する“事業家”として、1万5000名を超えるユーザーさんのネット集客をサポートし、これまで十数億円に昇る売上に貢献。
一方で、FX・株式・仮想通貨などを運用する“トレーダー”として、利益額を再び事業へ還元する、循環モデルを実践。
独身時代は2年間の海外バックパック生活を経て、結婚後はマレーシアやシンガポールを始め、今は京都在住と、国内外を旅するように移動して暮らす。
夫婦で事業を共同経営し、ビジネスによる価値提供を高めながら、旬と土地を感じる”食”・感性と偶然に出会う“旅“・1歳の娘の”子育て“など「こころ豊かな暮らし」を、日々丁寧に、深め愉しむ。
そんな、人生を味わいつくす情熱の元、“自分自身の人生を、自らデザインする”「ライフデザイン」を家族で実践・提案している。
母が歌手、父が彫刻家の京都生まれ。
京都地下鉄予告音に、自身の音楽が使用されている一面も。
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